神奈川県 JA相模原市

食農教育で地域住民とのふれあいを深める

2023年12月号

つる返し作業でイモを太らせます

 JA相模原市は、地域住民と“ふれあい”を深める活動をしています。JA親子農業体験教室「ちゃぐりんフェスタ」では、JA管内から参加者を募集。23家族69人が集まりました。農業体験で使う野菜は、サツマイモ。みずから植えた苗が育ち、収穫するまでの過程を体験し、野菜を育てることの苦労、食への興味や関心を高めてもらいます。
 第1回の定植作業では、畑で親子が協力し、苗を伏せ込んで生長を願いました。第2回では『ちゃぐりん』の教材DVDの視聴や、野菜が水に浮くか沈むかの「ちゃぐりんクイズ」を楽しみました。つる返し作業では、汗をかきながら絡み合ったつると格闘。参加の親子は、「農家の苦労と食べ物のたいせつさが身にしみてわかった」と話していました。第3回は、10月下旬に掘り取り作業を実施します。
 JA組織相談部の野中正宏部長は「作業体験をとおして農業の楽しさ、たいへんさを学んでほしい」と話しました。 
(井上勝雄)