奈良県 JAならけん

リーダー研修会で地域の歴史に触れ古代の技を体験!

2024年2月号

県の特産である蚊帳生地のストールの染色にも挑戦

 JAならけん郡山・生駒地区女性部は昨年11月、リーダー研修会を開催し、各支部の部長・副部長ら22人が参加しました。午前中はガイドの案内で「ならまち」を散策。元興寺や十輪院などの文化財を巡り、地域の歴史に触れました。「飛鳥時代の瓦が今も使われているなんてびっくり」と参加者。午後は元興寺近くの「遊悠工房ZOO&かぎろひ」でベンガラ染めを体験しました。
 ベンガラは土からとれる成分を利用した天然顔料。酸化鉄が含まれ、染めると奥深くやさしい色合いで防虫効果があり、色あせにも強いのが特徴です。染めたい色とデザインを決め、少量の水に染料を溶かして生地をもみ込んだあとは持ち帰り、乾燥、すすぎをして完成。参加者は「もみ込んで染料がしみこむと水が透明になり、おもしろかった」と話していました。
(川村季実可)