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アイガモ農法による米作り体験学習に今年も児童が挑戦

2023年11月号

初めて触るアイガモに緊張しながらも1羽1羽やさしく水田へ

 香川県三豊市立下高瀬小学校では毎年「アイガモ農法」による米作りに取り組んでおり、今年で30回め。この米作り体験学習には地域の有志「下高瀬子どもすこやかボランティア」とJA香川県三野支店が協力しています。
 同校の米作りは「昔ながらの道具を使い手作業」「アイガモ農法」「販売体験」の3つが基本です。6月下旬、5年生が香川県オリジナル米「おいでまい」の田植えを昔ながらの道具を使って手作業でおこなうと、7月中旬には「アイガモ農法」がスタート。周囲に網の張られた水田に放たれた14羽のアイガモは8月中旬まで雑草や害虫を食べ、水田の土や水をかき回して酸素を補給し、苗の生育を手助けします。10月には稲刈り、11月には販売体験、そのあと、児童らは「感謝の集い」を開きます。
 今年度はJA香川県高瀬地域女性部といっしょに料理を作り、米作りでお世話になったみなさんをおもてなしする予定です。
(近藤民子)