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裸麦の祭典で農業高校生らが新商品の販売PR

みそや麦茶以外の商品開発で需要拡大をめざします

 JA山口県美祢統括本部管内は県内最大の裸麦の生産地。2020年からはJAをはじめとした関連機関で「美祢市はだか麦需要拡大プロジェクト」を立ち上げ、商品開発やPR活動に取り組んでいます。さらなる認知度アップをめざして3月には、市内の美祢さくら公園で「裸麦の祭典」を初開催。山口県立山口農業高等学校や加工業者、飲食店などが連携して、新商品の販売PRをおこないました。
 開発された新商品は、山口農業高校食品工学科の生徒が考案した裸麦を使った生地にイノシシの角煮を挟んだ「ししマン」やシュークリーム、JA豊田前支部女性部の加工グループ「花かごグループ」のシフォンケーキを使用したカップケーキ、加工業者によるミネストローネなど。どれも裸麦入りです。それらの商品を農業高校生らがキッチンカーを利用して2日にわたり販売し、大盛況でした。開発したレシピの広がりを高校生らは期待しています。
(細川朋栄)