徳島県 JAかいふ

郷土料理を伝えつつ新たな商品開発にも挑戦中です

100年フード認定の押しずし作りを体験しました

 JAかいふ牟岐女性部は地域食材を活用した商品開発や地産地消の推進などに力を入れています。昨年8月には牟岐町B&G海洋センターが主催するBG塾で、郷土料理の押しずし作り体験を担当。小学生に女性部員が調理のコツを説明すると、形のよい押しずしが完成。保護者からは「地場産食材を使った料理はとてもおいしかった」と喜ばれました。
 商品開発では、2019年から地場産の実生ユズやもち麦を使った加工品の商品化をめざし、試行錯誤のすえ、21年に手搾りの実生ユズと手作りのもち麦みそを原材料にしたドレッシング「ポンジュレゆう」と「母ぁちゃんマヨ」を完成させました。牟岐町のお土産として、若い世代の視点も取り入れながら販路開拓をしています。商品の実生ユズ果汁は「食べるJAPAN美味アワード2022」に出展し、審査員特別賞を受賞。また、「牟岐の押し寿司」も「江戸時代から続く郷土の料理」として文化庁の「100年フード」の認定を受けています。
(升木由美)