神奈川県 JA相模原市
行政と連携! 農家と市民をつなぐ援農システム
JA相模原市は、相模原市内の農業者の労働力不足を補うため、1995年から相模原市と連携して援農システムを取り入れています。まず地域からの一般応募により人材を募り、農業研修講座で基礎知識を学び、実習します。3年間の講座を終えた修了生のうち希望者はNPO法人援農さがみはらに登録してもらい、市内農業者とのマッチングを待ちます。2022年度末の登録者は78人です。
一方、農繁期などに人手が欲しい農家は、窓口であるJA経由でこの援農ボランティアに収穫作業などを依頼します。農家の援農システム利用率も上がっており、人手不足解消だけでなく規模拡大にもつながると喜ばれています。
小泉幸隆代表理事組合長は「人手が足りない農家をサポートするのが援農ボランティアの大きな役割。農業への理解と市内農業を支える人材育成として、今後も力を入れていきたい」と話しています。
(井上勝雄)