長野県 JAながの

地域を越えて受け継ぐ伝統の食と技

2019年12月号

伝統文化を学ぶことができました

 JAながの女性部ながの地区は7月に「愛農ライフセミナー」を開講し、各支部のリーダー36人が参加しました。このセミナーは「1人ではできないことを、仲間と共に実現しよう」をテーマに、役員会で年間4回の講座を企画しています。
 第2回のセミナーは、行き先と内容を事前に伝えない「ミステリーツアー(大人の社会見学)」。飯山市を訪れて、伝統食と伝統工芸について学びました。
 まず伝統食では、地域の女性部員の指導で「笹寿司」と、寺の町・飯山の代表的な精進料理「いもなます」の調理実習をおこないました。伝統工芸では、銅板に「たがね」という彫金道具を使って模様を刻む蹴彫技法で、オリジナルのしおりを作成。
 参加者は「調理はコツだけでなく、それぞれの歴史も学べてよかった。自分の地区にも持ち帰り、伝えたい」と感想を述べ、地域を越えた交流を深めました。
(宮尾小百合)