福島県 JAふくしま未来
JA×大学であんぽ柿の6次化商品開発
JAふくしま未来では、あんぽ柿の消費拡大と産地復活に向けて加工品の商品開発を進めています。
東日本大震災後、県産あんぽ柿の流通量は震災前と比べて減少。そこで、包括連携協定を結ぶ東京農業大学のフードビジネス研究室と連携し、JAで取り扱うあんぽ柿の6次化商品開発に取り組んでいます。
消費者行動などを専門とする研究室と共同で開発をおこなうことで、新たな視点に立った商品開発が期待できます。研究室によるあんぽ柿加工選別包装施設の見学や市場でのヒアリング、消費者アンケートなどの結果を踏まえ、ついに商品の試作段階にこぎつけました。
研究室の学生らが考案したあんぽ柿の試作品7つを、JA職員も参加して試食やアンケートを実施。味や価格設定、実現性などについて検討を重ねています。新商品誕生に向けて、研究室長の中島海斗さんは、「学生でもできることがあれば力になりたい。商品化をぜひ実現してほしい」と期待を込めました。
(渡邊 塁)