広島県 JAひろしま

キッチンカーで県内各地に出向き地産地消をPR

カラフルに塗装されたキッチンカー。とても目を引きます

 JAひろしま広島中央地域本部は、キッチンカー「かむCOME市場」を運行して管内産の農畜産物をPRしています。県内の産直市やイベントに出向き、加工品や料理を提供することで地産地消の普及や農業者の所得向上に取り組んでいます。
 こんろやフライヤー、冷蔵庫など調理環境を備えたキッチンカーの車体には白ネギやカボチャ、稲、「西条柿」などの特産品が鮮やかに描かれ、目を引くデザインです。とくに力を入れているのが米や米粉を使った加工品や料理の提供で、米の消費拡大を狙っています。三原市大和町にある「おこめん工房」の米粉麺「おこめん」やJAの「コメカラの米粉」、東広島市西条町の日本酒を使ったから揚げ「コメカラ」などを販売しています。
 同地域本部がキッチンカーを導入したのは昨年3月。将来は福祉活動として子ども食堂や高齢者向け弁当などの展開のほか、災害時の被災地での炊き出しなども視野に入れています。
(黒川佳織)