石川県 JAはくい

自然栽培野菜を保育園の給食に届けています

タマネギやニンジン、ズッキーニなどを届けました

 JAはくい「のと里山自然栽培部会」では、羽咋市内の保育園2か所に野菜を届けています。これは昨年度から始まった市とJAによる自然栽培農産物の普及事業で、今年はモデル保育園を1か所増やし、11月まで週1回、同部会の有志9戸が栽培した野菜を給食に提供。初回の7月には農家が保育園を訪ね、年長児にジャガイモやタマネギ、ズッキーニなど計6種の野菜を手渡し。「おいしく食べて、大きくなります」と園児が挨拶すると、初参加の松田光晴さんは「地域の子どもたちに食べてもらえるのは、すごくうれしい」と笑顔でした。
 市とJAは「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さんを講師に迎えたことをきっかけに、2011年から「のと里山農業塾」を開くなど、自然栽培の普及を進めてきました。市内の保育園と小中学校には自然栽培米が年6回提供されていますが、野菜は量が少なく安定しないため、今後についてはモデル事業の状況をみて検討するということです。
(坂元裕美)