奈良県 JAならけん

農産物直売所の廃棄野菜を使って堆肥づくり

JAでは出荷者に廃棄野菜の提供を呼びかけています

 JAならけん五條営農経済センターは6月、五條市のJA牧野農産物直売所で堆肥づくりをおこないました。堆肥づくりは1店舗1協同活動の一環で「五條営農経済センターのSDGsの取り組み」として実施しており、ダイコンやニンジン、タマネギなど、直売所の廃棄野菜を使用しています。
 今回、みじん切りにした廃棄野菜に土と発酵促進剤を混ぜ合わせてつくった堆肥の量はプランター5個分になり、8月に開催されたJA展示会で無料配布されました。また、秋野菜を使用した堆肥づくりも計画されており、こちらは五條市立きぼうこども園でのハボタンの植えつけのさいに無料配布される予定です。
 同営農経済センターの藤裏佳男所長は「経済センターではSDGsに則し、地球環境に配慮した活動をおこなっている。今後、五條市のこども園に堆肥を配布する計画もあり、子どもたちに食と農の体験を提供できることを喜んでいる」と話しています。
(川﨑浩史)