島根県 JAしまね

地域の特産を学ぶ。女子大学でシイタケ植菌教室を開催

2023年8月号

女子大学で地域の伝統料理や農業のことを学んでいます

 JAしまねいわみ中央地区では3月、JA女子大学でシイタケ植菌教室を開催。7期生が当地区本部営農経済部の坂井文幸次長から、キノコの種類やシイタケの原木栽培と菌床栽培の違いなど、基礎知識や栽培法の講義を受け、そのあと屋外に移動し、駒打ち作業(原木に種駒を埋め込む作業)を体験しました。
 電気ドリルでの穴あけを最初は怖がっていた学生らも徐々に慣れ、おたがいに協力しながら駒打ち作業を完了。各自2本ずつほだ木を持ち帰り、こんどは自宅での栽培に挑戦です。坂井次長が「風通しがよく、直射日光が当たらない湿気の多い所がベスト」と説明すると、「どこで育てよう?」「たくさん生えるといいな」と早くも収穫が待ち遠しい様子。
 坂井次長は「当地区本部は県内の乾シイタケの3分の1を生産するほど栽培が盛ん。植菌体験をすることでシイタケに興味を持ち、生産者の苦労も知ってもらえるとうれしい」と学生たちに話していました。
(土井眞代)