愛知県 JAあいち三河

ナタネ油の搾油体験を通じて食農教育を展開

2022年10月号

乾燥したナタネ500gから採れる油はわずか100~150mL

 JAあいち三河女性部「食育・菜の花実行委員会」は、農業体験を通じて食や農のたいせつさを伝えるイベントの開催に取り組んでいます。6月には、岡崎市立六ツ美中部小学校の4年生40人とナタネの搾油体験をおこないました。
 当日は委員11人とJA職員4人が作業をサポート。児童たちは殻付きのナタネを足で踏み、ふるいにかけた後、唐箕でナタネを選別。搾油機を使って油を搾りますが、児童たちは採れた油の量の少なさに驚いていました。油粕は肥料として校内の花壇に活用します。
 実行委員会委員長の石川きぬ枝さんは「ふだん口にする油の貴重さを実感してもらえたらうれしい」と話します。今後は、搾油したナタネ油と市販油の味の違いを体験する、フライドポテト作りに挑戦します。
(慶永莉子)