新潟県 JA佐渡

おたがいさまの心で手作りマスクを福祉の現場に

今だからこそたがいに支え合うことがたいせつです

 平穏な日常に突然現れた新型コロナウイルスは、わたしたちの生活を大きく変化させました。
 本州から離れた佐渡島も例外ではありません。感染のリスクがわたしたちのふるさとに迫ってきたのは、ちょうど田植え前の4月。当たり前のように入手できたマスクが品薄になってしまったのです。
 そこでJA佐渡女性部では、田植え前の忙しい時期にもかかわらず、女性部員が材料を持ち寄り、コツコツとマスク作りを始めました。
 高齢化が著しい佐渡島において、女性部もその状況は変わりません。人生の荒波を乗り越えた女性部員のみなさんは、たがいが支え合うたいせつさを知っています。
 部員1人1人の思いが詰まった400枚のマスクを、6月に佐渡市社会福祉協議会と佐渡ふれあい福祉会に寄贈しました。いずれは自分もだれかのお世話になる、そんな「おたがいさま」の心が根づいているからこそ、実現することができました。
(金子義隆)