長野県 JA洗馬
次世代につなぐ特産品のレタス栽培
塩尻市洗馬地区は、葉菜類の栽培が盛んで、とくにレタスは県内でも有数の産地です。毎年、地域の小学生がレタス作りに挑戦する体験学習が、何十年にもわたり実施されています。
例年は5年生がレタス栽培の歴史を学び、営農指導員と種まきや定植、草取り、水やりをおこないます。しかし、今年はコロナ禍で一時休校になったため、5月中旬の定植作業から始めました。
7月の収穫作業には、全校生徒が参加。ときおり雨が降るなか、泥だらけになりながらも、5年生が包丁で切り取ったレタスを、1年生がうれしそうに抱えて持ち帰る姿がとても印象的でした。食農教育活動の一環として女性部役員も加わり、にぎやかな交流の場となりました。
管内の主力野菜であるレタス栽培をとおして、子どもたちが農業の果たす役割や食べ物のたいせつさを学び、体感してほしいと願っています。
(小松瑞枝)