埼玉県 JAいるま野

JA狭山茶業と合併し「狭山茶」のさらなる振興を

2020年11月号

新たなスタートを切りました

 4月にJAいるま野は、狭山市のJA狭山茶業と合併しました。JA狭山茶業は、昭和31年に設立され、茶の専門農協として、おもに組合員の茶農家から仕入れた荒茶を仕上げ加工(乾燥して形を整え、精製すること)し、JA系統や卸売業者、一般顧客向けに販売してきました。
 狭山茶は、県西部を中心に生産されているお茶の総称で、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と『狭山茶摘み唄』で歌われるように、静岡茶や宇治茶と共に日本三大茶として知られています。管内の生産量は、年間約600t。200以上の茶工場が存在し、その多くが「自園・自製・自販」という独自のスタイルで経営しています。
 今後は、「JAいるま野狭山茶センター(入曽)」として新たにスタート。JAとして「狭山茶」のさらなる消費拡大と生産振興をめざし、茶の品質向上や販路拡大、新たなブランド構築に向けて取り組んでいく予定です。
(千田 武)