和歌山県 JA紀の里
EC化で広がるファーマーズマーケットの可能性
JA紀の里では、ファーマーズマーケットめっけもん広場の新たな取り組みとして、ECプラットフォームを令和4年度から導入しています。
ECとは電子商取引のことで、一般的にはインターネットを通じて、物やサービスを売買することを指しています。ECプラットフォームは、そのための仕組みのこと。商談から受・発注、請求までの取り引きを電子化することで、同じ仕組みを採用している外食産業等との取り引きが増加し、取引金額は昨年12月末時点で、前年同時期比215パーセントを達成しています。
また個人消費者向けには、買い物を仮想体験できるVR店舗を、今年1月に開設。画面をとおして、実際に店内を歩き回っているような感覚で買い物ができます。このサービスで、来店することが難しかった関東の消費者へもアピールし、ファンを増やし利用者の拡大をめざします。JAではEC化を進め、新しい利用者を獲得し、農家組合員の所得増大へつなげていきます。
(井谷昂介)