静岡県 JA掛川市

ジャガイモ栽培を通じJA女性部が農福連携に取り組む

「誰一人取り残さない」というSDGsに通じる活動です

 JA掛川市女性部は、今年度から農福連携の取り組みを進めています。7月には、管内の就労継続支援B型事業所「風の家」の利用者といっしょに栽培したジャガイモの販売会を、JAの農産物直売所「新鮮安心市場さすが市」で開きました。
 ジャガイモは、休耕地を活用してこの春から女性部と事業所利用者が栽培したもの。6月に10アールの畑から104キロを収穫し、約半分を同事業所や近隣の施設に寄付。残りを販売することになったのです。当日は、事業所利用者4人と女性部員、JA職員がジャガイモ34袋を販売。売り上げは、次年度の栽培用の種イモ代に充てられます。
「風の家」の佐藤春美施設長が「利用者全員で取り組んでいます。共に作り、販売するという機会を得られ、感謝しています」と話すと、女性部部長の波多野初枝さんも「風の家との交流を通じ、活動を理解し合えるよい機会となりました。今後も協力していきたい」と応えていました。
(袴田真司)